こんにちは!阪本啓一です。
未来は創るものです。
英国ジェフリー・アーチャーの政治小説『めざせダウニング街10番地』を読んで、「シャドーキャビネット」という言葉を知りました。保守党と労働党の二大政党がしのぎを削るイギリス下院議会を舞台とする小説内、「いざわが党が政権を取ったら、どういう組閣をするか」を事前にやっていることを知りました。「影の内閣」という意味で、シャドーキャビネット。いつでもスタンバイオッケー、という
感じで、いいですね。
先日、クライアント社長と組織論を交わしていた時、「一度、御社のシャドーキャビネットを作ってみましょうか」ということになりました。組織論のテーマは、若手をどのように育成していくといいのか、ビジョンを共有しようというものです。
こういうテーマの時、ややもすると、現在いるメンバーが何を(営業とか製造とかいう仕事の職責)やるのか、というアプローチになりがちですが、それだと発想が限定的になってしまいます。私の言うところの「冷蔵庫シンドローム」です。「本来何が食べたいのか」という食べたいものが先にあって、それから食材は何があるんだろう、と冷蔵庫の中身をチェックするのが理想なのに、つい先に冷蔵庫を開けて、それからそこにある材料で何の料理ができるだろう、と考えてしまう。
経営は本来、未来を創造するためにやる必要があるのに、現在の延長線上でしか考えられなくなる。
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